このブログでは、私がコンクリート技士試験合格のために行った対策、勉強法を紹介します。
これからコンクリート技士試験を受験される人の参考になれば幸いです。
【はじめに】突然届いたグレーの封筒
昨夜は、翌日お休みをいただいていたので仕事終わりが遅くなり21時ころに帰宅。郵便受けをみると、グレーの封筒が一通入っていました。

その封筒は、「コンクリート工業会」からでした。
実は、昨年にもコンクリート技士を受験して不合格だったのです。その時を思い出すと、同じ封筒が届き厚みもなっかた記憶がよみがえりました。
封筒を手にすると、厚みは薄い!「今年もダメかも」と思いました。でも、しっかり触ってみると数枚の紙が入っていそうな感触でした。
早速へ部屋に入り、はやる気持ちを抑えて焦らず手洗い、うがい、着替えをしてからの
「封筒開封の儀!」

やりました!合格!やってやったぜーワイルドだろー!
宅建士合格より嬉しくて、絶叫してしましましたwww
昨年は、初受験でほとんど勉強する時間がなくて過去問をサラッとして受けて不合格でした。
【何ができる】コンクリート技士資格で何ができるの
コンクリート技士 (こんくりーとぎし)とは、 公益社団法人日本コンクリート工学会 が実施する 試験 に合格し、合格者の申請によって登録された者に与えられる称号であり、 コンクリート の製造や施工に携わる 技術者 として必要な知識・能力を証明する資格である。 コンクリート技士試験は、コンクリートの製造、施工等に携わっている技術者の資格を認定して技術の向上を図るとともに、コンクリートに対する信頼性を高め、建設産業の進歩・発展に寄与することを目的として、昭和45年度に創設された。 コンクリート技士の上位にはコンクリート主任技士という資格が設けられている。 資格種類は以下の2つに分類される。
簡単にまとめると、コンクリートの製造や配合設計、施工、検査や管理ですね
【受験資格】受験に必要な資格・学歴は
コンクリート技士は、誰でも受験できるわけではありません。受験するのためには、学歴、実務経験、保有資格など決まりがあります
1.保有資格による受験資格
・コンクリート診断士
・一級建築
・技術士(建設部門)
・技術士(農業部門-農業土木)
・土木技術者(特別上級、上級、1級のいずれか)
・RCCM(鋼構造及びコンクリート)
・コンクリート構造診断士
・一級土木施工管理技士
・一級建築施工管理技士
2.実務経験による受験資格(※コンクリ―の技術関係業務の実務経験が3年以上必要)
・コンクリート構造物の計画・設計・施工・維持管理・解体・更新
・コンクリートの試験・研究・技術開発
・レディーミクスコンクリート及びコンクリート製品の製造
・コンクリートの品質管理・施工管理
・コンクリートに関する技術支援・コンサルタント
※営業・運転手・経理・在庫管理などは不可
3.大学院・大学・短大・高等専門学校(専攻科)・高等学校卒業
コンクリート技術に関する科目を履修している
(コンクリート工学 土木材料学 建築材料学 土木構造学 建築構造学 セメント科学 無機材料工学など)
見てみると、大学などでのセメント系、建築系の履修があれば受験可能なようですね。資格試験による受験資格は、結構難関資格が多いですね。やはり、実務経験3年以上による受験者が多いのではないでしょうか。
詳しくは、コンクリート工業会ホームページを確認下さい
公益社団法人 日本コンクリート工学会 (jci-net.or.jp)
【受験】2022年度の試験日程は以下の通りでした
1.受験願書販売 2022年度7月1日から8月22日
2.願書提出期間 2022年度8月1日から9月2日
3.試験日 2022年度11月27日
4.合格発表 2023年1月中旬頃(約1か月半)
【経験】勉強時間は
さてさて、やっと体験をふまえた内容を書いていきます。
私は、コンクリ―トについては、全く知識がない状況からの勉強スタートでした。
1.2021年受験一年目・・・勉強期間1か月
平日 仕事から帰宅して週に3日×1時間
土日 日曜日×3時間
合計 50時間
結果 不合格
当たり前の結果ですよね。コンクリートに全くの無知でしたし、過去問を2周しただけでしたから
2.2022年受験二年目・・・勉強期間1.5か月
平日 毎朝1時間 帰宅して週に3日×1時間
土日 土曜日×6時間 日曜日×6時間
合計 約150時間
結果 合格
2022年は、勉強時間を3倍に増やしました。昨年と違い仕事量が減ったこともあり土日に勉強時間がかなり取れたことと、毎朝の1時間のアウトプットが大きく合格に付与してんだと思います。
合格するために必要な勉強時間は、コンクリートの知識があれば100時間程度もあれば十分かと思われます。但し、私の様に全く知識のない人は150時間以上必要と思われます。
【経験】勉強方法は
私がおこなった勉強方法を書いていきたいと思います。
まず使用した参考書です。

コンクリート技士は、過去問の出題率が高く過去問を軸において勉強すると良いと思います。
得点源:コンクリート性質、コンクリート材料、施工
基本暗記が多い。過去問からの出題が多いので過去問を重点的に勉強
難易度高:配合計算、製造・品質管理
過去問からの出題もあるが、2022年度の配合計算は実務者ならわかるレベルであったが、コンクリートの知識がないものには応用が必要で難易度が高かった。
勉強方法としては、過去問に重点をおいて、配合計算は、色々なパターンの出題があるため参考書の過去問だけでは少ないので、他の問題集や過去問を解くことをお勧めします。
合格率は、受験年により多少の前後はありますが、受験者数の約30%前後が合格になります。
合格点については、正式な発表はありませんが、7割程度の合格点が必要と言われています。
ちなみに私は、今回自己採点ですが、29問/40問の7割の正解で合格しました。
お待たせしました。勉強方法をご紹介します。
私は、この問題集を5回以上解きました。
1回目は、問題を解かなくていいです!
特にコンクリートの知識がない人は尚更です。1回目は読むことです。まずは、300ページ以上ある問題集を読んで感じをつかむ程度でいいと思います。
2回目も、問題を解かない!
解答をみながら重要な箇所にアンダーラインを引くことです。
3回目からは、問題を解いていきましょう!
間違った箇所には付箋をはりましょう。そして、間違い箇所で重要と思った解答の箇所はアンダーライン、もしくは囲みましょう。

4回目も問題を解きましょう
間違った箇所は、3回目と違う色の付箋をはりましょう。
5回目も問題を解きましょう
間違った箇所は、3、4回目と違う色の付箋を貼りましょう。
試験日2週間前までこのルーティンを繰り返します。そして、1週間前からは、付箋個所を重点的に問題を解きます。自信ができた問題は付箋を外していきます。自信が無かったり、間違った箇所は付箋は残しておきます。付箋の色を変えてもよいと思います。
試験日1週間前からは、過去問を繰り返すことをお勧めします。時間を計ってすると本番対策にもなります。私の経験ですが、過去問を解くのに1時間はかからないと思います。私は、出勤前に毎朝解いていました。
土日には、過去問と付箋の貼っている個所を重点的に勉強しました。
【最後に】
コンクリート技士を全くの知識なしから勉強スタートするのはかなり大変です。私は、1級建築施工管理技士の資格を保有していたので150時間程度でしたが、建築の知識がないともっと時間がかかると思われます。
今回、私が必死に勉強したのは3度目受験が絶対にしたくないの思いと、2023年の次の目標があったからです。
正直、働きながらの資格取得勉強は大変です。継続も大変です。でも、するかしないかを決めるのは自分です。
最後に、勉強、読書嫌いの私が、恩師にいわれた言葉をみなさんに紹介します。
「勉強も、読書も、まずは4ページだけでいいから取り組んでごらん」
4ページだけ頑張ろうと取り組むのも正直難しいと思っていました。でも、たかが4ページだけなんです。毎日4ページからでもいいので初めてはいかがでしょうか?
問題が解けてきたり、理解できてくるとページ数も伸びてくると思います。問題集1回目は問題解かなくていいんので読書感覚ではじめてはいかがでしょうか。
今回のブログが、今後コンクリート技士試験を受験される人の参考になれば幸いです。
合格目指して頑張って下さい。合格を祈念しております。
では、明日も心身ともに健康第一で、エイエイエイ、エイエイエイ、エイエイエイ、がんばろー!